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秋の愉しみ

11月になった。毎年この時期になると、理由も無く気分が沈むのだけれど、
今年は幸か不幸か、考えなくてはならないことで常に頭がいっぱいで、落ち込む暇もない。

じっとしていても考えがまとまりそうにないので、家族と共に公園へ向かう。
考え事をするときは、歩くに限る。三輪車を押しながら、街路樹の黄葉にしばし心を奪われる。
わたしが好きなのは、ギムナジウムの校庭に植えられている木で、ここも我が家の散歩コースなのだが、
黄色い落葉樹が多い中で、透き通るような赤い色には、いつ通りかかってもハッとさせられる。
わたしがここに通う生徒であったなら、毎日授業中窓の外ばかり眺めて、
先生の声が耳に入ってこないかもしれない。

夏の間、我々の目を楽しませてくれた公園の花々はほぼ消え、
目に付くのは早咲きのパンジーと、色づいた木の葉ばかりだ。
足元はさながら黄色い絨毯、頭上は風に吹かれた木の葉で黄色い雪が舞っているよう。
秋の間、息子が集めに集めた栃の実も、今ではすっかり落ちきってしまったのだろう、
もうどこにも見当たらなかった。

栃の実といえば、いくら訂正しても息子はこれをずっと「栗」だと呼び続けた。
これは本物の栗を見せねばと、市場で買い求めて比べさせたのだけれど、やはり区別が付かなかったらしい。
確かによく似ているから、二歳児には少々難しかったかもしれない。
昨年はバタバタしていて気がついたら栗の季節を逃していたのだが、
今年は彼のおかげで栗三昧の秋であった。渋皮煮にいたっては珍しく三度も作った。
大量にできたと喜んでいたのも束の間、あっという間に息子に平らげられてしまったのだけれど。

苦手だった秋が、年々それほど嫌でなくなっている。
紅葉に栗に編み物に・・・と少しずつ愉しみが増えているからだろうか。
寒くなるのも悪くない、そう思える日も遠くなさそうだ。

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