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わたしの原点

abc2

今月はじめ、たくさんの思い出が詰まっている、古巣の町へ戻る機会を得た。
離れていたのはたった二年だというのに、見るものすべてが懐かしくて、つい足取りも軽くなる。
ここへ来た当初は、この町から逃げ出したくてたまらなかったのに、
そんな事実はまるでなかったかのように、今のわたしはすっかりこの地を愛している。
何故か。それは、わたしのドイツ生活のすべてが詰まっている町だから。
楽しいことも嬉しいことも、それから、辛いことも悲しいことも悔しいことも、みんな。

二十代のほとんどの期間、わたしはここで過ごした。
生まれ育った町以外で、こんなに長く一つの町で暮らしたのはここが初めてだった。
学業を終えた友人たちの多くが既に去り、この町に知る人はほとんどいなくなったけれど、
それでも駅に足を踏み入れた途端、つい、ただいま、と言いたくなる。
少し長く居すぎたのかもしれない。

帰り際、もうここで暮らすことはないかと思うと、なんだかとても淋しくなった。
もしも何十年か後に、再びここを訪れることができたなら、
この町はわたしを、おかえり、と言って優しく出迎えてくれるだろうか。

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