◆Date 「2007年09月」 の記事一覧 

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惹かれる理由

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ああ、ようやく旅行三日目。

フュッセンのホテルでたっぷり朝食を取った後、車でシュヴァンガウへ向かった。
目的はもちろん、ここの、というよりも、ドイツの観光大目玉である、あの有名なお城である。
ノイシュヴァンシュタイン城。母は最後まで、この城の名前を正確に言えなかったけれど。

広い駐車場は既に車でいっぱいで、人気の高さが伺える。
車を停めてしばし歩くと、これまたどこも観光客で溢れかえっている。
この旅初めて日本人にも遭遇。しかも大勢。さすがだ。
ドイツにはここの他にもいい所はたくさんあるんですよ、と声を大にして言いたくなったが、
ミニバスに乗って、マリエン橋に着いたとき、なるほどと思った。
そこから見た城は、それはそれは美しかったのだから。それこそ、息を呑むほど。
何故ここにこんなにも多くの人が集まるのか、ようやく分かった気がした。
観光地には、観光地になるだけの理由がある、ということか。

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ハンペルマン

0019.jpg

フレスコ画の他にも、この村には名物がある。
それが、十年に一度上演されるという、キリスト受難劇だ。
数世紀もの長い間、ずっと続いてきたことに加え、しかも出演者は皆、
アマチュアであるここの村人だというのだから、まったく驚いてしまう。
村を挙げての一大イベントの年は、ここもさぞかし賑やかになるのだろう。
だが、今はとても、そんなことはイメージできないくらい、
ここにはただ、この村で暮らす人の、静かな時間が流れているだけだった。

夕食が終わる頃には、日はもうとっぷり暮れていた。
ゆったりとした流れに身を任せるように、ゆっくり歩きながら車に戻る。
ふと、ショーウインドに並んだ木のおもちゃが、ほんのわずかに揺れた気がした。
そこにも時間が風のように、ふうっと優しく流れたのかもしれなかった。

フレスコ画の村へ

Oberamagau01

湖と別れを惜しみつつ、フレスコ画で有名な、オーバーアマガウへ向かった。
適当な夕食の場を求めつつ、村を散策。

それにしても、ドイツは大抵どこの家でも、窓辺や庭が大層美しい。
このあたりの南ドイツと呼ばれるエリアは、特に素晴らしいところが多かった。
車で走りながら、何度きれい、とつぶやいたことだろう。
カラフルな花で彩られたもの、シックに一色でまとめあげられたもの、
どれもこれもセンスが良くて、それはそれは楽しいドライブだった。
写真に撮れなかったのが、本当に残念。

そういう意味ではここ、オーバーアマガウは少々地味だった。
でもそれは、美しい壁画を邪魔しないという、配慮なのかもしれない。

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高山植物

Eibseeの花

魚の名前にも疎いが、の名前にも疎い。
今回、一緒に旅をした母は、そんな私を、情けない、というより、
本当に関心がないのね、と哀れみに近い目で見ていた。
関心がないわけではないのだ、本当になかったら、写真など撮ったりするものか。
そう心の中だけで反論してみる。

アイプ湖の周りを散歩中も、たくさんの美しいに出会った。
色とりどりのを眺めながら、この辺りは標高が高いのね、と母が言う。
山登りが趣味の母には、どれも山でお馴染みの植物ばかりだったようだ。
の種類で、自分が今、どのくらいの高さのところにいるかも分かってしまうなんて。

私には、やはりと言うかなんと言うか、ひとつも名の分かる植物はなかった。
もちろん標高なんて、分かるはずもないのだった。

焼き魚

焼き魚

人と食事をする折に、出されたメニューが焼き魚だったりすると、
少なからず動揺してしまうのは、私がいい歳をして、美しく魚を食べられないせいだ。

子供の頃から、何故か魚が苦手だった。
食べるのも、見るのも、もちろん触るのも。
刺身などは喜んで食べていたのだから、味が嫌いだったわけではないのだろう。
ただ、あの、骨と皮と、何より目が怖くて嫌だった。
どこから見ても、じっと見つめられているようで。

そうやって遠ざけているうちに、いつの間にか大人になってしまっていた。
私が魚を食べ終わった後の皿は、決して誰にも見せられない。

***

そんな魚嫌いの私が、中学生のときのこと。
三年間の美術の授業で描いた絵の中で、我ながら会心の作だと思えたのは、
その、見るのも嫌なはずの、焼き魚の絵であった。
確か、秋刀魚の塩焼きだったと思う。私の、最も苦手な魚の一つだ。
それなのに、何故か気に入って、随分長いこと額に入れて飾っていたのだから、呆れてしまう。
先だっての一時帰国の際、夫に見せて自慢しようと探したのだが、
何度かの引越しのためか、行方知らずとなってしまったようだった。

***

アイプ湖畔のカフェを出て、辺りを散歩することにした。
私たちと同様、のんびり歩きを楽しんでいる人たちもいれば、
泳いでいたり、水辺で犬と戯れていたりと、皆、思い思い夕暮れの湖を楽しんでいる。
もう少しで日が傾く。太陽が沈むのを、ほんの少し残念に思った。

湖のそばで、魚を焼く屋台を見つけた。
この湖で獲れる魚だろうか。
魚嫌いのせいで、魚の種類にも全く疎い私。
それでも、魚のあのフォルムには、どうも心惹かれるものがあるらしい。
中学生のときの、あの絵を描いたときと似た思いに駆られて、ついシャッターを切った。

こうやって少しずつ歩み寄れば、いつかは美味しくきれいに食べられる日が来るだろうか。

アイプ湖へ

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気を取り直して、ツークシュピッツェの麓の湖、Eibseeへ。
山の頂上から見たら、さぞかし美しいだろうと思いつつ、カフェのテラスからぼんやり眺めていた。
時は既に18時に迫っていて、見晴らしのいい席はすべて、ディナーの予約で埋まっているようだった。
ここでなら、どんな料理が出てきても、三割り増しの味になりそうな気がした。

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悔し紛れの一枚

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未だ旅行二日目。

この日の目的は、ドイツ最高峰の山である、ツークシュピッツェ。
フュッセンからオーストリアのロイッテを抜け、まずはエーアヴァルトを目指す。
ツークシュピッツェの麓にあるこの村は、着いたことに気づかないほど、
観光、という見地から言えば、本当にこれといってなにもない、静かな村。
結局、ツークシュピッツェにはドイツ側から登ろうということで、
ガルミッシュ・パルテンキルヒェンへ向かうことになった。

登り口についてがっかり。なんと、私たちが着いた頃、
頂上へのロープーウェイの最終運行時刻を、とっくに過ぎていたのだ。
見上げれば、まだ真っ青な青空が広がっている、そんな時間帯だったから、
まさかそんな事態になるとは、想像もしていなかった。
ああ、なんという失態。

写真は、ここを登るはずだったのに、の図。

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