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私流海辺での過ごし方

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海辺で、特に何をするわけでもなく、ぼんやりする。
頭を空っぽにして、ただただ沈み行く夕焼けが、揺れる波にキラキラ輝くのを見ているだけ。
こんな贅沢があるだろうか。

・・・と本当は書きたいところなのだが、それは私にとって、贅沢でもなんでもない。
実を言うと、ちょっとばかり退屈だったりするのだ。

そんな時は専ら人間ウォッチング。
悪趣味かもしれないけれど、これが全く飽きない。
時々素敵な人たちに遭遇するから、やめられないんだな。

見知らぬ人の笑顔は、彼らにとって見知らぬ私までも幸せにする。

住みたい街

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空港からホテルへ直行し、一息ついて海辺まで出かけていく頃には、もう日が傾きかけていた。
風も強く、思ったより肌寒かったとはいえ、青い空と白い雲、青い海と白い砂浜に、
椰子の木が風に揺られているのを見ただけで、思わず頬が緩んでしまう。

南フランスはずっと行ってみたい場所のひとつだった。憧れの土地と言っていいかもしれない。
でも、住みたいというのとはまた違う。リゾート地という印象が強いからだろうか。

ここに住むといいかもしれない、そう思う場所は、そこに足を踏み入れた瞬間、ピピピと反応がくる。
街でも建物でも部屋でも、私はそんな自分の第一印象に、あまり裏切られたことがない。
直感って不思議なものだけれど、案外馬鹿にできないものだ。

ニースは素敵なところだった。海があって、暖かくて。
また来たいとは思うけれど、でもずっといたいとは思わない。
普段光の量が少ない寒い所にいるものだから、次住むなら絶対天気のいいところ!と思うのだけど、
これまで訪れた土地で、何故か心に一番ピピピときたのは、雨の多いロンドンだった。

それまでは全く興味のなかった街、ロンドン。なんとなく無機質で、冷たいイメージを抱いていた街。
その先入観とは裏腹に、行ってみればびっくりするぐらい、そこは楽しいところだった。
特に何があるというわけではない。でも、ただ待ち歩きをするだけで、なんだかワクワクする。
自分でも何故だかわからないけれど、ここでならずっと生活できそう、と思ったのだった。
実際、何とか住めないかと、その方法を探ったこともあった。
未だに実現していないし、これから先もそんな予定はないのだが。

あなたの住みたい街はどこですか?

besser als nichts

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休暇にしては短いけど、行かないよりはマシだね。
三泊四日でニースに行ってくる、と告げたとき、一人の友人にこう言われた。
終わってみれば、まさにその言葉通りの旅だった。
満喫するには時間が足りなさ過ぎたけれど、でも行ってよかった、と思えたから。

さて、南仏旅行記のはじまり、はじまり。

真っ白いキャンバスに

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一面雪景色の中、下ばかり向いてカメラを構えている私の姿は、
周りの人から見ると、相当奇妙に映ったに違いない。
これは、そんな中の一枚。
自然が描いた、静かでおとなしい絵。


土曜日の夜、数人の友人を招いて、自宅でちょっとしたパーティーをした。
昨年結婚したばかりの友人カップルの結婚式のDVDなどを見つつ、楽しく団欒。
このテのものは大概、他人が見るにはつまらなかったりするものだが、
カメラマンや編集の腕がよかったせいか、全く飽きることなく楽しめた。
出演していたのが友人夫妻だからというのも、その理由として大いにあり得るが、
それよりも、私がこれまでドイツの挙式&披露宴に対して抱いていたイメージと、
画面に映し出された様子が、随分かけ離れていたからではないかと思っている。

ドイツ人はほとんど皆、所謂日本で言う「地味婚」で、
ささやかな挙式とせいぜい立食パーティーぐらいの催ししかしないものだ、
これが私の勝手な「ドイツ人の結婚式」のイメージだった。
色味が少なくてどこか素朴で少し淋しい、この写真のような。
それがどうだろう、友人夫妻の式は、日本のそれとほぼ変わらないスタイルで、
挙式にガーデンパーティー、それにプラス、招待客も大勢の、
立派な披露宴つきだったのだから、全く驚いてしまった。
「大体日本は派手にしすぎなのよね」なんて口は、今後慎まなくては・・・


結婚式。新しい人生の第一歩。晴れ晴れしい門出。
真新しい真っ白なキャンパスに、二人で描き始める日。
これから筆を入れるとするなら、何色で描こうか。
まずは単色で、それとも最初から色彩豊かに?
私ならきっと・・・

音符ひとつと太陽ひとつ

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楽器を弾いている時、ふと不思議に思ったことがある。

三和音の、三つの音のたった一つが変化しただけで、それは全く印象の変わる和音になる。
ド-ミ-ソがド-ミ♭-ソになれば、それはC-Durからc-mollと呼ばれる和音になるわけだが、
何故人は、前者を明るいと感じ、後者を暗いと感じるのだろう。
それは、私が幼い頃からそう教え込まれてきたせいなのか、
それとも、音楽の詳しいことを知らない人でも皆当たり前のようにそう感じるのか、
その前に、そもそも「明るい」とか「暗い」とかいう概念のない文化を持つ人々がいたとしたら、
彼らは一体どう感じるのだろうか……

つまらないことでえらく時間を費やしているとは思いつつ、
私はこの風景を見ながら、随分前に頭を悩ましたその疑問について、ずっと考えていた。
しかしどうしてこの絵で思い出したのだろう?
おそらくは、前にもこの場所に来たことがあるからだ。
その時は、天気の悪い日で、私はここをひどく陰気な場所だと思っていた。
それがどうだろう。この日は見ての通り、雪が積もっているものの、晴れ渡っており、
雪のおかげで光が反射して、かえって眩しいくらいであった。
途端に私はここを明るい場所だと認識しなおしたのである。
太陽の光一つで、これほどまでに同じ場所の印象が変わるなんて。
先程の疑問は、きっとこの点を通じて、頭に浮かんできたに違いない。

ということは、ドミソのミは、太陽なのか!
……やはり音楽は偉大過ぎて、私の手には負えないようだ。

足跡の主みたいに

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昨日の写真の足跡の主はこの子たち。
この日は日は照っているものの、気温は低くて、公園の池は厚い氷に覆われていた。
ふざけて足で突付いてみても、なかなか割れる気配がない。
調子に乗って更に体重をかけてみたら、途端にメリメリッと危険な音がする。
この子たちは乗れても、さすがに人間は無理らしい。ああ、危なかった。

いろんな思いが渦巻いている今日この頃。
言葉にまで昇華して、取り出してあげられたら楽なのだろうけど、
どうしてもそこまでには至らないのだから、はたまた困ったものだ。
外に出て行きたくて仕方なくてウズウズしているそれらに、
一刻も早く進むべき道をつけてあげたいのに、私はまだ、
その道をどこに作り、そしてどんなふうに完成させたらよいのか、分からないでいる。

でも、氷の道だけは作るのはやめよう、と思う。
滑りが良くて、するするっと進みが速いかもしれないけれど、
ドジな私はきっと転ぶだろうし、いつ融かされてしまうかも分からないのだから。

のんびりやっていこうじゃないか。この子たちみたいに。

足跡

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部屋を整理していると、昔の、といってもほんの数年前に書いた、自分の文章が出てきた。
振り返って見るにはあまりに滑稽で、居た堪れなくなってネット上からは消してしまったのだが、
完全にこの世から消し去ることは、産みの親としてはやはりできなくて、
こっそりCD-Rに焼かれたそれらは、部屋の片隅でひっそりと、
次いつ来るかも分からぬ出番を、静かに待つ羽目になっている。

私がネット上に文章を書き始めたのは、留学して2年目だったか3年目だったか、
とにかくようやく日々の生活に慣れた矢先のことだった。
訳も分からず外国に飛び込んできて、目の前のことに精一杯だった初期の頃には、
決して見えることのなかったものが、少しずつ見えるようになってきていたあの頃、
今この時の気持ちを忘れまいと、毎日それはそれは熱心に綴ったものだった。
思えばその熱心さは、例えば不安や孤独といった、
忙しさの波にのまれている間は忘れていた、負の感情に負けまいとする、
必死の抵抗から生まれていたものだったのかもしれない。

よく悩んだ。おそらくは、生まれてきてこれだけ悩んだ時期はなかっただろう。
今になって読んでみると、その悩みは未だ解決されていないものもあれば、
何故ここまで悩んだのだろうと、思わず赤面してしまうようなくだらないものもある。
それでも、これは大事な数年間をここで過ごしたという私の記録。
ここで確かに生きていたという足跡。

なんだ、結構私、いい方向にエネルギー変換できてたんじゃないの?
最後まで読み終えた後、そう思った。
それなら悩んだ意味があったというものだ。これからも大いに悩むべし。


写真は引き続き、雪の日の公園。
さて、こちらは誰の足跡?

雪の日の、ある晴れた午後の散歩

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3月に入ってからも、この辺りは雪ばかりで、少しも春の気配が感じられない。
太陽がどうしようもなく恋しくて、思わず南仏行きのチケットを予約したところ、
そんな私に反抗するかのように、その日は珍しく晴れ渡った。
久々の散歩をしばし楽しむ。

南フランスの旅の報告はまた後にするとして、先ずはその散歩の模様から。
太陽がぴかぴか。それだけで、とても嬉しい。

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