◆Date 「2004年07月」 の記事一覧 

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思い出深い夏

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昨年のヨーロッパは、今年の日本並みの猛暑に、身も脳もぐにゃぐにゃに溶けてしまいそうな思いをした。
これでもかこれでもかと、じりじりと音がしそうなくらい、肌を照りつける太陽に、
涼しい夏に慣れきってしまっていた私の体は、毎日のように悲鳴をあげたものだった。

今年は昨年と比べれば天国のような涼しい毎日。
それでも、ふとあの暑さが懐かしく思えることがある。
あれほど甘く苦く辛く酸っぱい夏は、きっともう二度と来ないだろうから。

始まりはここから

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あの頃はまだ、何も知らずにいたのだ。
うららかな柔らかい日差しの中、桜の木の下をくぐる時も、
跨いだ小さな水路の先に、懐かしくも美しい黄色の花々を見つけた時も。

思えばあれから三ヶ月、春から夏へ、季節こそ変われど、まだたったの三ヶ月。
それでも、状況が変わるにも、心が変化するにも、それはもう十分な時間なのかもしれない。

始まりはここから。
季節が巡ってすっかり雪が溶ける頃には、また同じ景色を、あの時と同じ想いで見るのだろうか。

恋しい空間

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毎年、夏になると必ず出掛ける町があった。

陽射しが照りつく中を、石造りの建物と建物の間の細い路地をのんびり歩いたり、
笑顔の素敵なカフェのおばちゃんと、言葉も通じないのに心を通わす時間が好きだった。
夕暮れ時、教会の外の石のベンチに腰をかけて、次第に色の変わっていく空を、
何の気なしにただただ眺めているのは、中でも私の一番のお気に入りだった。

今年も、そのベンチはきっと変わらず静かにそこに佇んでいて、誰かを座らせているのかもしれない。
そうして、昨年と同じように、時間の経過とともに空は次第に色を変え、
夕焼けに染まっていた空にはやがて、一面に星がちりばめられるのだろう。

私が知っているのはただ、その風景の中に、私がいないということだけ。

アナタオナマエハ?

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子供の頃の遠足で、私は理科の先生の隣を歩くのが好きだった。
それは、他に友達がいなかったわけでも、ましてやその先生に恋をしていたわけでもなくて、
単に、次々と目に飛び込んでくる、可憐な花や美しい木の名を、
すぐに教えてくれる人の側にいたかっただけ。

彼ならこの花のことも、やはり知っているのだろうか。

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